紙ねんどは使用時は基本的に柔らかいが、時間がたつと乾燥して固くなるので、展示作品をつくるのに適したねんどです。
どういった作品を作るかによって、必要となってくる要素が違ってくるので、それぞれに適したねんどを選ぶ必要があります。
ここでは当社の紙ねんどの特長を分かりやすく説明していますので、ねんど選びの参考にしてみてください。

それぞれの紙ねんどの特長を各項目ごとに比較しています。

商品名ウッディねんどシルククレイサープルクラフトクレー白鳥ホームスパン (プレーン・はにわ)ホワイトクレー (エコ)
重さ(g) 大きさ(cm)550 14.5×9×2.7400 14×8×2.3500 14×9×2.7600 15.4×8.6×2.8600 14.5×9×2.51000 15×10×3.5
かたさ(粘りけ)柔らかいやや固いやや柔らかいふつうふつう柔らかい
手へのつかなさ付きやすい付かないほとんど付かないほとんど付かないほとんど付かない付きやすい
伸ばしやすさ伸ばしやすいとても伸ばしやすいとても伸ばしやすい伸ばしやすい伸ばしやすいやや伸ばしにくい
コシ(垂れにくさ)あまり強くないしっかりしているしっかりしているとてもしっかりしているしっかりしているあまり強くない
芯材へのつきやすさ付けやすいやや付けにくいとても付けやすい付けやすいとても付けやすい付けやすい
ねんど同士のつけやすさ付けやすいやや付けにくいとても付けやすいやや付けにくい付けやすいとても付けやすい
混色や着色どちらもしやすいどちらもしやすいどちらもしやすいやや混色しにくいどちらもしやすいどちらもしやすい

それぞれの紙ねんどの特長をいかした犬の作品とその説明です。

   ウッディねんど

ウッディは木粉が入っているねんどで、乾燥後にまるで木彫りの作品のように刃物で削ったり、木のヘラ等で磨くことが出来るという大変珍しい特長があります。盛り付けや修正もしやすいので、より自由に木彫りのような作品をつくれます。
この作品でも乾燥後にカッターで削り、さらに木ヘラで磨いて艶をだしています。

   シルククレイ

シルククレイはとても丈夫で、薄く伸ばしても千切れないので紐を編んだような作品も作れます。また、手に付かず、形も崩れにくいので細かい細工がとてもしやすくなっています。
この作品の小さくて細かいバラの細工や、薄くてヒラヒラした布状のものはシルククレイの特長をいかしたものです。

   サープル

サープルは芯材にとても付きやすく、またねんど同士も抜群につけやすいので、たくさんのねんどや芯材を用いた大型作品に適しています。さらに乾燥後、削ったり盛りつけたりといった細工もしやすいので繊細な作品も作りやすくなっています。
この作品ではペットボトル芯材を存分に生かし、さらに削りや盛り付けによって立体感を出しています。

   クラフトクレー白鳥

白鳥はとてもコシが強く、芯材を用いずに、薄くのばしたねんどだけでもしっかりと形を保つことが出来るので、立体的な作品に適しています。
この作品は中が空洞になっており、ねんどをつなぎ合わせただけで安定を保っています。

   ホームスパンクレイ

ホームスパンは芯材にとてもよく付き、さらにキメが細かくて、乾燥してもヒビが入りにくいので、芯材を使った作品に最適です。
この作品では飲料水の容器と新聞紙と針金にねんどを付けることでしっかりした形を作っています。

   ホワイトクレー

ホワイトクレーは柔らかくてなめらかで、まるで土ねんどのように扱えます。ねんど同士の付きもよく、盛り付けも容易なのでじっくりと作品を作ることが出来ます。
この作品では芯材の付きやすさ、とねんどの盛り付けやすさの生かし、なめらかな立体造形を作っています。